認知症などで自分自身でお金の管理や支払い、様々な手続きをすることが困難になってきたとき、ご本人に代わってお金の管理や支払い、契約、手続きを行ってくれる人を家庭裁判所に選んでもらうのが成年後見制度です。
状態に合わせて「後見」「保佐」「補助」の3類型があります。
成年後見制度にはメリットもありますが、自分自身のお金を自由に使うことが難しくなるなどデメリットもあります。
単に「面倒な手続きを代わりにしてくれる人がほしい」といった安易な気持ちで利用すると、後々後悔することにもなりかねません。
まずは成年後見制度のメリット・デメリットをきちんと理解し、そのうえで利用するかしないかを決めることが大切です。